先日2歳の子ども連れでモデルハウスの宿泊体験に行ってきました。
正直想像以上に勉強になったし楽しかった!!おすすめですよ!!
しかし行ったことがないと躊躇してしまう方も多いはず。
そこで今回は
- モデルハウスの宿泊体験に行くメリットって?
- どんなところをチェックすればいい?
- チェックイン〜チェックアウトの流れはどんな感じ?
- 注意点はある?
- 持ち物は?
など、モデルハウスの宿泊体験についての疑問にお答えします。
ちょっとした非日常感も味わえるモデルハウスの宿泊体験。
家を建てる前に一度利用してみることをおすすめします!!
モデルハウスの宿泊体験とは
モデルハウスの宿泊体験とは、実際にモデルハウスで過ごすことで、家の性能や設備の使いやすさを体験してみようというもの。
全てのハウスメーカーや工務店で実施されているわけではありませんが、取り入れるところも増えて来ていると感じます。
基本的に無料で宿泊することができ、キッチンやお風呂も利用することができますよ
モデルハウスの宿泊体験に行くメリット
私が感じたモデルハウスの宿泊体験に行くメリットは以下の通りです。
- 実際に生活することで自分達に合った生活動線を理解でき間取りを決めるヒントになる
- 季節による気候への対応力がわかる
- キッチンやお風呂の使い勝手を体感できる
- 家づくりについてゆっくり話をする機会になる
- 色々なタイプの住宅を実感しながら比較できる
- 単純に素敵な空間を貸し切りで使用できるのはホテルのスイートルームに泊まるような楽しさがある
後の項目でも詳しく説明しますが、モデルハウスの宿泊体験はメリットが沢山。
素敵な空間で家づくりへのモチベーションを上げ、家族でゆっくり家づくりの話をする機会にもなりますよね。
実際に生活してみて見えてくることがかなりたくさんあるので、家づくりの参考になります。
全体の流れ
私が利用したハウスメーカーの宿泊体験の全体的な流れは以下のような感じでした。
- 全体の説明
- チェックイン
- 宿泊
- チェックアウト
最初に通常のモデルハウスの見学のように、家の中をまわりながら説明をしてもらい、その後宿泊体験についての説明を受けました。
チェックイン・チェックアウト時にアンケートの記入があることが多いかと思います。
家づくりに関するアンケートや宿泊体験の感想のアンケートの記入がありました。
モデルハウスの宿泊体験でチェックするべきこと
私が実際にモデルハウスの宿泊体験を利用してみて感じたチェックするべきポイントは
- 家事動線・生活動線
- 家全体の快適さ
- 子どもから見た視点
- お風呂やキッチンの使い勝手
です。
一つずつ説明していきます。
家事動線・生活動線
私が一番参考になったのがこれでした。
実際に宿泊して生活してみると、間取りに込められた家事導線・生活導線の工夫が見えてきます。
例えば
- お風呂〜洗濯機〜ベランダの流れ
- コンセントの位置
- 電気のスイッチの位置
- 1階の和室の位置や仕切りの仕方
- 収納の場所と大きさ
などは実際に利用してみて初めて気がつくことも多いです。
そしてその感じ方は、家族の人数や年齢、老後のことまで考えるかなどによって本当に人それぞれ。
自分達のベストを模索するのにとても参考になりました。
家全体の快適さ
家づくりで重視したい家全体の快適さは気になるポイントですよね。
よく言われるのが気密性と断熱性。
宿泊すると日中だけでなく夜中や早朝の室内の気温も体感することが出来ます。
- どれくらいの数の暖房・冷房機器をどれくらいの温度に設定して、どれくらい快適な気温を保てるのか。
- 脱衣所やトイレの気温はどうか。
是非体感してみましょう。
あとは部屋の湿度のチェックも大切。
- いくつの加湿器を使用してどれくらいの湿度になるのか。
- 朝起きた時に乾燥でのどがイガイガするようなことがないか。
高気密高断熱でエアコンや床暖房を使用するとどうしても部屋が乾燥するので、どの程度乾燥するのかチェックしておくと参考になります。
子どもから見た視点
お子さんがいたら
- 飾り棚の位置や高さ
- 年齢による生活環境の変化にどれくらい対応できるか
- 子どもの生活導線の工夫
などの視点もチェックしておくといいかもしれません。
お風呂やキッチンの使い勝手
実際にお風呂やキッチンを使用してみると
- ゴミ箱の位置や食器棚の位置
- IHの使用感
- 水回りやコンロの高さ
- お風呂の深さ
- シャワーの水圧の強さ
- 浴槽内の手すりの位置
など便利に感じることもあれば、違和感を感じることもあります。
システムキッチンやシステムバスは、ハウスメーカーや工務店によって選択できるメーカーに限りがあることもあれば自由に選択できることも。
迷ったときに、自分に合ったメーカーを選択するときの参考になると思います。
モデルハウスの宿泊体験の注意点
実際にモデルハウスの宿泊体験に行って感じた注意点をまとめました。
モデルハウスは庶民の家ではない
忘れてはいけないのはモデルハウスはとてもリッチに作られているということ。
広さもそうですし、暖房機器の数や床暖房の有無、デザイン性など、自分達の予算で出来るものかどうかは頭に入れておきましょう。
設備面だけでなく、ランニングコスト面も確認しておくといいですね。
稼働エアコンの数が多ければ温かく涼しいのは当たり前です。
モデルハウスが最新のモデルとは限らない
今回体験したモデルハウスは、床暖房に加えて1階にエアコンが1台、2階には各部屋にエアコンが1台ずつ、脱衣所と屋根裏収納にパネルヒーターが設置されていました。
今はエアコン2台で暖房がまかなえるというのを売りにしている会社も多いので、正直、こんなに暖房いる…?と思った私。
どうやら今回宿泊のモデルハウスは私達が最後の宿泊体験者で、今後は他のモデルハウスに引越しをするそう。
それほど新しいモデルではなかったんです。
各会社で性能はどんどん進化しているので、必ずしもモデルハウスが最新のモデルではない。
このことも頭に置いておき、最新のモデルと違う面があるか聞いてみるといいかもしれませんね。
小さなお子さんは気をつけて
モデルハウスは飾り棚などにお洒落な小物がたくさん飾られています。
中にはガラス製などこわれやすいものも。
しかも子どもの手の届く範囲にあることも多いんです。
壊れやすいものに限って触りたくなる子ども心。
手の届く範囲の壊れやすいものは場所を移動させておくなどの配慮をしておくと安心です。
小さなお子さんだとコンセントや小上がりの段差も注意が必要。
どの位置にあるか確認し、コンセントに指をつっこんでしまったり、小上がりから転落してしまったりすることがないよう気をつけましょう。
その他にはシャワーの温度やイス・ソファーの高さなども普段とは違うので確認して過ごしましょうね。
モデルハウスの宿泊体験の持ち物
ハウスメーカーや工務店によって、備品には違いがあると思うので、最初に持ち物を確認しておくことをおすすめします。
今回は備品に
- 布団
- シャンプー・リンス
- 食器用洗剤・スポンジ
- 食器・スプーン・フォーク・コップ
- トイレットペーパー
- ティッシュ
- お茶・ジュース・コーヒー・紅茶
- 子どものおもちゃ・DVD
がありましたのでそれほど持ち物は多くありませんでした。
いつもの1泊2日の旅行の荷物に加えて
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- パジャマ
- タオル
などがあれば大丈夫だと思います。
夕食は周りに飲食店があればそちらで済ませてもいいですし、キッチンで料理をしても、お弁当などを買って持ち込んでも大丈夫でした。
(部屋に匂いがつくような食べ物はさけましょうね)
モデルハウスの宿泊体験は是非利用してみよう!!
今回はモデルハウスの宿泊体験を利用して感じたことをまとめました。
実際宿泊してみると
- これの間取りは便利!!
- ここはもっとこうならいいのに
- ここに収納が欲しい
- コンセントの位置が使いにくい
など、家づくりの参考になることが沢山ありました。
ちょっと非日常を味わえるのもとっても楽しい。
家を建て終わってしまうとなかなか利用しにくいかと思うので、その前に一度体験してみることをおすすめします。